「DJI Dock × Starlink」で 砂防の巡視点検を遠隔管理し高度化を図る実証実験

中電技術コンサルタント株式会社 様

砂防は山の麓にある民家を守る最後の砦であり、雨が降るたびの巡視点検が欠かせません。一方で、調査員の現地立ち入りは二次災害リスクが高く、人員体制と通信環境の確保が課題となります。本記事では、中電技術コンサルタント様との「DJI Dock × Starlink」による砂防巡視点検の遠隔管理・高度化実証についてご紹介します。

課題

  • 砂防の巡視点検は雨天時の二次災害リスクが極めて高く、現地立ち入り自体が危険であった。
  • 調査員が現地に行って土砂を確認する従来手法では、安全確保と時間効率の両立が困難であった。
  • 砂防は山の中にあるためインターネットにアクセスできない現場が少なくなかった。
  • 有事の同時多発的な災害に対し、計画的な人員配備が困難であった。

施策

  • 広島県内の砂防堰堤にDJI Dockを設置し、遠隔管理を可能にした。
  • Starlinkによる衛星ブロードバンド通信で、山間部でも下り300Mbps級の通信を確保した。
  • DJI FlightHub 2による飛行ルート作成・遠隔監視を実現した。
  • 約2時間でセットアップが完了し、現場到着後の即時運用が可能であることを実証した。

結果

  • 砂防の遠隔巡視点検の高度化を実現し、雨天時の二次災害リスクから調査員を守れる可能性が示された。
  • 通信環境が不安定な山間部でも、Starlinkにより安定運用が可能であることが実証された。
  • 崩落前後の差分解析による土砂量・崩落面積の正確な把握など、新たな付加価値を提供できた。
  • 「建設技術フォーラム inちゅうごく」でのライブ中継配信で、業界の関心を喚起した。

中電技術コンサルタント株式会社 様

事業内容
建設コンサルタント業(防災・砂防・河川・道路等の調査設計)
導入効果
時間短縮/安全性向上/精度向上/人手不足解消/データ化・DX推進

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