サービス

鉄塔・送電線・変電所の点検

感電や墜落のリスクを解消。ドローンとAIで、鉄塔・送電線・変電所の点検を安全に効率化。

鉄塔や送電線、変電所の点検は、高所での危険な作業を伴い、安全上のリスクが非常に高く、風・雷などの気象条件に左右されやすいという課題がありました。
ドローンを活用することで、高所作業のリスクを排除し、安全かつ効率的に鉄塔や送電線、変電所の劣化状況を詳細に把握することが可能です。
特に、自動充電ポート付きドローンと上空電波(4G LTE)を利用することで、広範囲の長距離飛行点検やリアルタイムでの映像伝送を実現し、AI画像解析を組み合わせることで、ボルト・ナットの緩みや脱落、鉄構造物の錆の自動検出が可能となり、点検業務の効率を飛躍的に向上させ、迅速な業務を実現します。

課題

危険が伴う高所作業と感電リスク

鉄塔や送電線、変電所などの高所設備点検には、作業員の墜落や感電といった重大な労働災害リスクが常に伴い、安全確保が最優先課題です。

点検コストと期間の増大

従来の目視点検やヘリコプター、高所作業車による点検は、多大なコストと長期間の作業が必要であり、点検頻度や範囲に制約が生じます。

深刻な人手不足と点検品質の属人化

点検員の高齢化や後継者不足により、熟練した技術を持つ人材が減少し、点検品質が作業員の経験やスキルに依存してしまう傾向があります。

広範囲にわたる設備の効率的な点検が困難

電力インフラは広範囲に点在しており、特に山間部などのアクセス困難な場所にある鉄塔や送電線の効率的な点検が難しい。

微細な劣化や異常の見逃し

目視点検では、錆の初期症状や絶縁体の微細な損傷、設備の熱異常など、初期段階の劣化症状を見逃す可能性があります。

災害時の迅速な状況把握の困難さ

台風や地震などの災害発生時、広範囲にわたる電力設備の被害状況を、人が立ち入れない、あるいは危険な状況下で迅速に把握することは困難です。

ドローンで鉄塔・送電線・変電所の点検を行うメリット

作業員の安全確保と労働災害リスクの劇的低減

ドローンが危険な高所作業を代替することで、感電や墜落といった重大な労働災害リスクを排除し、作業員の安全を飛躍的に向上させます。

点検の効率化とコスト削減

足場や高所作業車、ヘリコプターの手配が不要となり、点検にかかる費用と期間を大幅に削減します。これにより、点検頻度を向上させ、予防保全に繋げられます。

高精度で客観的なデータ取得とAIによる劣化診断

高解像度カメラや赤外線カメラ、AI解析により、錆、ひび割れ、変形、発熱などの劣化症状を客観的に記録・分析し、点検品質を向上させます。AIによる錆の自動検知も可能です。

広範囲・アクセス困難な場所の点検が可能

上空モバイル通信対応ドローンにより、広範囲の送電線や山間部の鉄塔、変電所の細部まで、遠隔から効率的に点検できます。Skydio X10のNightSenseオプションにより、暗所・夜間飛行も可能です。

デジタルデータによる一元管理と予防保全

取得した点検データはデジタル化され、過去データとの比較や傾向分析が容易になります。これにより、設備の経年劣化を正確に把握し、計画的な予防保全に役立てられます

災害時の迅速な初動対応と復旧支援

災害発生時、危険な場所でもドローンが迅速に被災状況を把握し、リアルタイムで映像を伝送することで、早期の復旧活動を強力に支援します。

KDDIスマートドローンの強み

上空モバイル通信(4G LTE)による広範囲・遠隔・自動運用

上空モバイル通信(4G LTE)を活用し、広範囲にわたる送電線や山間部の鉄塔でもドローンの遠隔制御、リアルタイム映像伝送、自動充電ポートによる無人運用を実現します。通信が届きにくいエリアにはStarlink Businessを組み合わせて対応します

AI画像解析による高精度な劣化診断

ドローンで撮影した高精細な画像は、AI画像解析機能により錆などの不良箇所を自動検知し、点検作業の効率化と品質向上に貢献します。これにより、従来は熟練者の経験に頼っていた診断の属人化を防ぎます

電力インフラ点検に特化した機体と技術

高電圧の送電線から10m以上の離隔距離を保ちつつ、高倍率ズームカメラで詳細を撮影できるDJI Matriceシリーズや、非GPS環境や夜間・暗所でも自律飛行が可能なSkydio X10およびSkydio 2+など、目的に応じた最適な機体を選定し、点検を支援します。

専門人材の育成と活用

KDDIスマートドローンアカデミーでは、「通信鉄塔点検コース」や「送電鉄塔点検コース」など、電力インフラ点検に特化した実践的な操縦訓練を提供し、プロフェッショナル人材を育成しています。

鉄塔・送電線・変電所の点検に
ドローンを活用しませんか?

まずはお気軽にご相談ください。
現地調査・デモ飛行も無料で対応します。

点検できる箇所・劣化症状

鉄塔(鋼材・ボルト・碍子など)

  • 腐食・錆、亀裂、変形
  • ボルトのゆるみ・脱落
  • 碍子の損傷、汚損、破損、鳥の巣、異物付着
  • 塗膜の劣化
  • 樹木の接触・接近

送電線・架空地線

  • 素線切れ、腐食、緩み
  • 鳥の巣、樹木接触
  • 相間短絡の危険性
  • 熱異常(赤外線カメラによる確認)

変電所設備

  • 主要機器(変圧器、遮断器など)の損傷、変形
  • 発熱箇所(赤外線カメラによる確認)
  • 配管、ケーブルの損傷、漏油
  • 絶縁油の漏洩
  • 鳥の巣、異物付着

基礎・周辺環境

  • 基礎コンクリートのひび割れ、剥離
  • 洗掘、沈下、傾斜
  • 周辺の法面崩壊の兆候
  • 不法投棄、不審者の有無

対応する業種・用途

送配電事業者

  • 定期点検(鉄塔、送電線、変電所)
  • 災害時(地震、台風、落雷など)の被害状況調査
  • 樹木接触・接近状況の把握
  • 巡視・監視業務の効率化

点検・保守事業者

  • 点検業務の受託
  • 点検報告書作成支援
  • 作業員の安全確保

建設・土木コンサルタント

  • 新設・建替工事における測量、進捗管理、出来形管理
  • 既設設備の劣化診断、修繕計画立案

プラント・工場

  • 自家用発電設備、構内送電設備、変電設備の点検
  • 夜間・休日における設備監視

使用する機体・機器

導入・活用事例

納品物・成果物

撮影画像・動画

  • 可視光カメラによる静止画・動画(高解像度)
  • 赤外線カメラによる熱画像(発熱箇所、ホットスポットの検知)
  • 損傷箇所の特定、写真付き報告書

AI解析結果

  • AIによる劣化診断結果(錆、ボルト・ナットの不良、碍子の損傷などの自動検知)
  • 損傷箇所/損傷レベルの自動レポート

3Dデータ

  • 3Dモデリング(SfM技術による鉄塔・設備の立体モデル)
  • 3D点群データ(LiDAR搭載ドローンによる高精度な点群データ)
  • デジタルツインプラットフォーム (収集した情報の閲覧・分析)

よくある質問

Q 高電圧の送電線や変電所付近でのドローン飛行は安全ですか?

KDDIスマートドローンは、高電圧の送電線から10m以上の離隔距離を保ちつつ、高倍率ズームカメラを搭載したドローンで詳細な点検を行います。また、Skydio X10や2+などのAI搭載ドローンは、障害物自動回避機能により、安定した安全な飛行をサポートします。

Q 点検でどのような劣化症状が発見できますか?

高解像度カメラで鋼材の腐食・錆、ボルトのゆるみ、碍子の損傷、塗膜の劣化などを発見できます。また、赤外線カメラを用いることで、発熱している箇所や、断線・接続不良によるホットスポットなどを検知し、故障の予兆を捉えることが可能です。

Q 山間部など電波が届きにくい場所にある鉄塔でもドローンは利用できますか?

はい、利用可能です。KDDIスマートドローンは、上空モバイル通信(4G LTE)に対応したドローンや、Starlink Businessと自動充電ポートを組み合わせることで、これまで通信が困難だった山間部や僻地でもドローンの遠隔制御、リアルタイム映像伝送を実現し、広範囲にわたる点検を可能にします。

Q ドローン点検で取得したデータはどのように活用できますか?

ドローンで取得した高精細な画像は、AI画像解析により錆などの不良箇所を自動検知し、点検報告書作成を効率化します。また、3Dモデリングや点群データとしてデジタルツイン上で管理することで、経年劣化の継続的な把握や修繕計画の立案に役立てられます。

Q 自社でドローンを運用するために、操縦者を育成したいのですが、サポートはありますか?

はい、サポートいたします。KDDIスマートドローンアカデミーでは、「通信鉄塔点検コース」や「送電鉄塔点検コース」といった、電力インフラ点検に特化した領域専門コースを提供しており、実践的なトレーニングを通じてプロフェッショナル人材の育成を支援します。

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