ドローン業務支援サービス

トンネルの点検

非GPS環境や暗所にも対応。ドローンとAIで、トンネル点検の危険を解消し効率化を実現。

従来のトンネル点検は、高所作業車や足場を使ってコンクリートのひびわれや劣化状態を直接確認する「近接目視」が基本です。
近接目視では、足場の設置や高所作業車の使用に多大な費用と時間がかかるほか、高所や粉塵の多い場所など劣悪な作業環境下での点検が避けられません。
こうした課題に対して、ドローンを活用することで、足場を設置しない点検の実現によるコスト低減ならびに劣悪な作業環境における作業員への負担軽減に貢献します。
また、立坑など人の立ち入りが困難な箇所の点検や災害時における迅速な状況把握にも活用が期待されます。

課題

危険が伴う高所・狭小・複雑な現場作業

トンネル内での点検作業は、専用の点検車や徒歩による目視点検が一般的であり、高所での作業リスクや、切羽付近など危険なエリアへの立ち入り、足場の悪い場所での作業は、常に墜落や転落といった労働災害リスクと隣り合わせです。

点検コストと期間の増大

従来のトンネル点検車や足場を必要とする手法は、多大なコストと長期間の作業を要します。特に、長距離トンネルでは、移動や準備に非効率が生じ、点検頻度や範囲に制約が生じます。

人手不足と点検品質の属人化

点検員の高齢化や後継者不足により、熟練した技術を持つ人材が減少し、目視による損傷個所の見逃しや、点検品質が作業員の経験やスキルに依存してしまう傾向があります。

災害時の迅速な状況把握の困難さ

地震や豪雨などの災害発生時、トンネルの二次災害リスクを回避しつつ、迅速な被災状況の把握が求められますが、人が立ち入れない、あるいは危険な状況下での情報収集は困難を極めます。

ドローンでトンネルの点検を行うメリット

作業員の安全確保と労働災害リスクの劇的低減

ドローンが危険な高所作業や、切羽付近、災害現場への立ち入りを代替することで、墜落や落石、二次災害といった労働災害リスクを排除し、作業員の安全を飛躍的に向上させます。

点検の効率化とコスト・期間の削減

トンネル点検車や徒歩点検を代替し、点検にかかる費用と期間を大幅に削減します。Skydio X10のカメラ性能向上により、点検時間を大幅に短縮できることも確認されています。

高精度で客観的なデータ取得

高精細なカメラから取得される映像にて、ひびわれ、はく落、漏水などの変状を近接目視と同等に確認することが可能です。

KDDIスマートドローンの強み

非GPS・暗所・狭小空間対応のAI搭載ドローンの取り扱い

Skydio X10は、非GPS環境の暗所でもNightSenseによる障害物回避を含めた自律飛行が可能で、漏水や噴水による耐水性も備えます。IBIS2は地下ピットなどの超狭小空間点検に特化し、これまで人が入れなかった場所の点検を実現します。

上空モバイル通信(4G LTE)と衛星通信Starlinkによる広範囲・遠隔運用

上空モバイル通信(4G LTE)やStarlink Businessを活用することで、通常の通信が届きにくい山間部やトンネル内でも安定した通信環境を構築し、ドローンの遠隔制御、リアルタイム映像伝送、自動充電ポートによる無人運用を実現します。

3Dモデル・AI解析による点検業務の高度化

ドローンで撮影した画像から切羽部分を3DGS(ガウシアンスプラッティング)で3Dモデル化や、3D点群データのリアルタイム伝送が可能です。サーマルカメラで漏水を検知するなど、点検業務の自動化・高度化、迅速な意思決定を支援します。

豊富な実績と確かな技術力

国土交通省の点検支援性能カタログに「自律飛行型ドローンを用いたトンネル構造物の点検技術」が掲載されるなど、確かな技術力があります。水路トンネル点検実証やトンネル建設現場での3D点群データ伝送などの実績も豊富。

専門人材の育成と活用

KDDIスマートドローンアカデミーでは、国家資格取得コースに加え、領域専門コースを提供しており、実践的なトレーニングを通じてプロフェッショナル人材を育成しています。

当社で取り扱いの点検技術

国土交通省「点検支援技術性能カタログ」掲載技術

  • 自律飛行型ドローンを用いたトンネル構造物の点検技術【TN010042】(当社開発技術)

トンネルの点検に
ドローンを活用しませんか?

まずはお気軽にご相談ください。
現地調査・デモ飛行も無料で対応します。

トンネルで点検できる箇所・劣化症状

覆工

  • ひびわれ、うき、はく離
  • 漏水、遊離石灰
  • 鋼材腐食
  • そのほか目視でわかる変状

附属物

  • 照明、換気装置、ケーブル類
  • 警報表示板、標識、ジェットファン
  • 附属物本体・取付部材等の破断

切羽・坑内

  • 切羽部分の安全状況、3Dモデル化
  • 漏水箇所の特定(サーマルカメラで検知)
  • 停電時の坑内状況確認

狭小・暗所空間

  • 水路トンネル、地下ピット、ダクト内、配管内部
  • 機器の損傷、異物混入

トンネル点検に対応する業種・用途

国・自治体・道路/鉄道事業者

  • インフラ長寿命化計画に基づく定期点検
  • 災害時(地震、豪雨など)の被災状況調査
  • 補修計画立案のための劣化診断
  • 広域トンネル内の遠隔点検、遠隔臨場

ゼネコン/建設コンサルタント

  • トンネル建設現場の測量、進捗管理、監視
  • 出来形管理、品質管理
  • 3Dモデル化、デジタルツイン構築
  • インフラ長寿命化計画に基づく定期点検
  • 補修計画立案のための劣化診断

設備管理・メンテナンス

  • 照明・換気装置・壁際など高所・奥深い場所の設備点検
  • 非GPS環境の暗所での点検

トンネル点検で使用する機体・機器

※掲載機体は一例です。現場の環境や運用の目的に合わせて、最適な機体・搭載機器を柔軟に選定して対応いたします。

導入・活用事例

納品する点検報告書・成果物

撮影画像・動画

  • 可視光カメラによる静止画・動画(高解像度)
  • 赤外線カメラによる熱画像(漏水、異常発熱の検知)
  • 飛行野帳(損傷箇所の特定)

3Dデータ

  • 3Dモデリング(SfM技術、3DGSによるトンネル構造物の立体モデル)
  • 3D点群データ

よくある質問

Q トンネル内のようにGPSが届かない暗所でもドローンは飛行できますか?

はい、可能です。Skydio X10などのAI搭載ドローンが持つVisual SLAM技術により非GPS環境下でも安定した自律飛行ができます。さらに、NightSenseオプションを使用すれば、光が全くない暗闇でも障害物回避を含めた自律飛行と鮮明な撮影が可能です。

Q ドローン点検でどのような劣化症状や異常が発見できますか?

高精細なカメラで覆工のひびわれ、うき、はく離、鋼材腐食、附属物の損傷などを発見できます。また、赤外線カメラを用いることで、漏水や坑内の異常発熱を検知し、故障の予兆を捉えることが可能です。

Q 災害時など、緊急時にもトンネルの点検にドローンは活用できますか?

はい、緊急時にも活用できます。Skydio X10は、平時のトンネル点検のほか、災害時における迅速な状況把握や、人が立ち入り困難な箇所の点検に活用可能。au Starlink Stationとドローンポートを組み合わせることで、緊急時に人が危険な現場に行かなくても遠隔から即座にドローンを自律航行させ、切羽の安全状況を確認できた実績があります。

Q 遠隔地からの点検やリアルタイム伝送は可能ですか?

はい、可能です。上空モバイル通信やStarlink Businessとドローンを組み合わせることで、広域トンネル内や山間部のトンネルでも、遠隔地からドローンのリアルタイム映像を共有し、遠隔臨場を実現できます。

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