サービス

橋梁・道路の点検

老朽化、災害、人手不足の課題を解決。ドローンで安全で効率的な橋梁・道路点検を実現。

橋梁やトンネル、道路付属物(シェッド、大型カルバートなど)は5年に一度の定期点検が義務付けられています。
従来の点検は人による近接目視が基本であり、その多くは、特殊な「橋梁点検車」の使用や、危険を伴う「ロープアクセス」によって行われています。
これらの従来手法は、専用車両を確保するコストや交通への影響、作業員の安全性のリスクなどの課題があります。
しかし、点検を行う箇所によっては「橋梁点検車」や「ロープアクセス」による点検を、「ドローン点検」に置き換える事が可能であり、コスト、安全性の課題を大幅に軽減し、より効率的な点検を実現します。
また、直轄国道における橋梁定期点検業務においては、点検支援技術の活用を原則化しており、ドローンをはじめとする新技術の活用促進が期待されています。

課題

危険が伴う高所・近接作業

橋梁や高所にある道路構造物の点検は、常に転落などの労働災害リスクと隣り合わせであり、作業員の安全確保が大きな課題です。

点検コストと期間の増大

足場設置や高所作業車の手配など、従来の点検方法では多大なコストと時間がかかり、交通規制による影響も無視できません。

人手不足と点検品質の属人化

点検員の高齢化や後継者不足により、継続的な点検体制の維持が困難であり、点検結果の品質が作業員の経験やスキルに依存する傾向があります。

災害時の迅速な状況把握の困難さ

地震や豪雨など大規模災害発生時、迅速な道路啓開や橋梁の被害状況把握が求められますが、人が立ち入れない、あるいは危険な状況下での情報収集は困難です。

ドローンで橋梁・道路の点検を行うメリット

安全性の劇的な向上

高所作業や危険な場所への立ち入りをドローンが代替することで、作業員の安全を確保し、転落・触車などの事故リスクを大幅に低減します。

コストと期間の大幅削減

足場や高所作業車の設置が不要となり、点検にかかる費用と期間を大幅に削減します。橋梁点検の現地調査が3日から1日に短縮できた事例もあります。

高精度で客観的なデータ取得

高精細なカメラや赤外線カメラ、AI解析により、ひび割れや腐食、浮きといった劣化症状を客観的に記録し、3Dデータ化することで、点検品質の向上と正確な状況把握が可能です。

アクセス困難な場所への対応

橋梁の裏側や狭い空間、夜間や暗所でも、AI搭載ドローンの活用や照明アタッチメントの装着などにより、これまで人が近づけなかった場所の点検が可能になります。

災害時の迅速な初動対応

災害発生時、地上の通信インフラが損壊しても、衛星通信Starlinkとドローンを組み合わせることで、迅速な被災状況の把握とリアルタイムな情報共有が可能となり、早期の道路啓開や復旧活動に貢献します。

KDDIスマートドローンの強み

国交省点検支援技術性能カタログ掲載の確かな技術力

Skydio X10を活用した橋梁の画像計測技術が国土交通省の点検支援技術性能カタログに掲載されるなど、信頼性の高い点検技術を提供しています。

上空モバイル通信(4G LTE)と衛星通信Starlinkによる広範囲・遠隔運用

上空モバイル通信(4G LTE)やStarlink Businessを活用し、山間部や災害時など通信環境が困難な広域エリアでも、ドローンの遠隔制御、リアルタイム映像伝送、自動充電ポートによる無人運用を実現します。

AI搭載ドローンと3Dスキャンによる高精度なデータ活用

Skydio X10やSkydio 2+などのAI搭載ドローンが障害物を自律的に回避しながら、高精細な画像や3D点群データを取得。AI解析で劣化箇所を特定し、3Dモデル化することで、維持管理や耐震補強工事に活用できる高精度な成果物を提供します。

全国パートナーとの連携と専門人材育成

全国の地域パートナーやKDDIスマートドローンアカデミーでの専門コース(外壁点検、鉄塔点検など、橋梁・道路に共通する高所点検技術)を通じた人材育成により、全国各地で高品質なサービス提供と自社運用サポートが可能です。

当社で取り扱いの点検技術

自律飛行型UAVを用いた橋梁の3D点検技術
国土交通省の点検支援技術性能カタログに当社の点検技術として掲載
狭小空間専用ドローンIBIS(アイビス)を用いた溝橋及び箱桁内部点検技術

橋梁・道路の点検にドローンを活用しませんか?

まずはお気軽にご相談ください。
現地調査・デモ飛行も無料で対応します。

点検できる箇所・劣化症状

橋梁(上部工・下部工)

  • 腐食・錆、亀裂、ゆるみ・脱落、破断、防食機能の劣化 (鋼材)
  • ひびわれ、剥離・鉄筋露出、漏水・遊離石灰、抜け落ち(コンクリート)
  • 床版のひびわれ、うき(コンクリート)
  • 支承部の機能障害
  • 変形・欠損
  • 洗掘

道路(舗装、路面、法面)

  • 路面の凹凸、舗装の異常
  • ひび割れ、陥没、剥離、変形(路面)
  • 法面の変状、亀裂、崩落の兆候
  • 異常な音・振動、異常なたわみ

付属物・周辺環境

  • 排水設備、遮音壁、標識などの損傷・劣化
  • 土砂詰まり、飛来物・堆積物
  • 周辺植生(樹木の繁茂など)

対応する業種・用途

国・自治体・高速道路会社

  • インフラ長寿命化計画に基づく定期点検
  • 老朽化対策、防災・減災対策、災害時の状況把握・初動対応
  • 道路啓開工事における進捗管理・出来形管理
  • 橋梁・道路構造物の3Dモデル化・デジタルツイン構築

建設・土木コンサルタント

  • 橋梁・道路工事の施工管理、進捗管理
  • 測量、出来形検査、容積管理
  • 修繕計画立案のための劣化診断、耐震補強工事における計測
  • 施工後瑕疵調査

鉄道会社

  • 線路脇の道路橋や高架橋、土構造物、トンネルの点検
  • 災害時の線路周辺の被害状況把握

警備・監視

  • 建設現場や高架下などの監視・巡視
  • 夜間巡回警備、不審者検知

使用する機体・機器

導入・活用事例

納品物・成果物

撮影画像・動画

  • 可視光カメラによる静止画・動画(高解像度)
  • 赤外線カメラによる熱画像(劣化、浮きの兆候検知)
  • 点検結果報告書(損傷箇所の特定、写真付き)

3Dデータ

  • 3Dモデリング(SfM技術による橋梁・道路構造物の立体モデル)
  • 3D点群データ(LiDAR搭載ドローンによる高精度な点群データ)
  • BIM/CIMデータ(3Dモデルを基にした設計・施工・維持管理データ)

AI解析結果

  • AIによる劣化診断結果(ひび割れ、剥落、浮き、腐食などの自動検知)
  • 損傷箇所/損傷レベルの自動レポート

よくある質問

Q ドローン点検の正確性や信頼性について不安があります。

KDDIスマートドローンは、国土交通省の点検支援技術性能カタログにも掲載されたSkydio X10を活用した橋梁点検技術など、確かな実績とガイドライン遵守のノウハウを持っています。高精細な画像と3Dデータ、AI解析により、肉眼では見逃しやすい微細な劣化も客観的に記録し、正確な点検結果を提供します。

Q 山間部や僻地にある橋梁・道路の点検で、電波が届かない場所でもドローンは利用できますか?

はい、可能です。KDDIスマートドローンは、上空モバイル通信(4G LTE)と衛星ブロードバンドStarlink Businessを組み合わせることで、これまで通信が困難だった山間部や僻地でもドローンの遠隔制御、リアルタイム映像伝送を実現し、広範囲にわたる点検を可能にします。

Q ドローン点検を導入する際、初期費用や操縦者の育成コストが気になります。

ドローン導入に活用できる補助金・助成金について、KDDIスマートドローンが申請から採択・入金までをサポートするサービスを提供しており、費用負担を軽減できる可能性があります。また、KDDIスマートドローンアカデミーでは、国家資格取得コースに加え、実務に特化した操縦訓練を提供し、効率的な操縦者育成を支援します。

Q 災害時のような緊急時にもドローンは活用できますか?

はい、災害時の初動対応にドローンは非常に有効です。大規模災害で道路が寸断された石川県輪島市の国道啓開工事では、自動充電ポート付きドローンを遠隔運用し、現場の状況把握に活用されました。また、Starlinkと組み合わせることで、通信インフラが途絶えた地域でも迅速な情報収集が可能です。

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