電力関連設備の点検をドローンと3Dモデリングで Jパワー全国施設の効率化を推進

電源開発株式会社(Jパワー)様

ダムを含むさまざまな設備からなる水力発電所では、点検対象が広範囲かつ高所・水中など多様な環境にわたり、効率的かつ網羅的な点検手法の確立が課題でした。本記事では、KDDIスマートドローンが2021年11月から順次実施した、電源開発株式会社様(Jパワー)全国所有施設のドローン点検実証についてご紹介します。

課題

  • 水力発電施設の点検対象が高所・狭所・水中に分散しており、従来の人手では効率的な点検が困難であった。
  • ダム堤体・建屋・配電線等、設備ごとに最適な点検手法が異なり、機体選定や運用設計に専門知見が必要であった。
  • 点検記録のデジタル化・経年変化管理が、保守業務全体の課題となっていた。
  • 全国に点在する施設を、限られた要員で計画的に点検する仕組みが必要であった。

施策

  • 対象設備に応じてMatrice 300 RTK(高所)/Skydio S2(近接)/CIRC G6.0&NEST(自動運航)/FiFish V6(水中)を使い分け、最適手法を選定した。
  • 撮影画像を三次元モデル化し、損傷箇所の寸法や状態を立体的に把握できるようにした。
  • 全国に点在する施設へ計画的に派遣する体制を構築し、効率的なローテーション運用を実現した。
  • 点検データのクラウド管理により、経年変化管理・関係者共有を高度化した。

結果

  • 水力発電施設・ダム・建屋等、複数電力設備の点検効率化を実現した。
  • 三次元モデル化により、点検レポートの客観性と再現性が向上した。
  • 水中ドローンとの組み合わせで、水力設備の水中点検(取水口・水路)にも対応可能となった。
  • 複数機体の使い分けノウハウが蓄積され、他電力事業者への横展開が可能になった。

電源開発株式会社(Jパワー)様

事業内容
電力事業(水力・火力・風力・地熱)、エネルギー事業全般
導入効果
時間短縮/安全性向上/精度向上/データ化・DX推進

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