都心から車で80分!全天候型コードベースキミツで直営校リニューアルオープン!

今回ご紹介する施設「コードベースキミツ」

コードベースキミツは、2023年5月19日に千葉県君津市と株式会社テラが、閉校した旧松丘小学校、旧松丘中学校を活用して開業した、「コラボレーション基地」です。人材育成や研究・実験の場所として、最新技術を学ぶための設備や環境が整備されています。

KDDIスマートドローンアカデミーは、2023年1月に直営校である君津校を開校しました。そして、「コードベースキミツ」がオープンした同年5月19日より、同施設をKDDIスマートドローンアカデミー君津校として利用を開始しています。

「コードベースキミツ」は、体育館、運動場、校舎内には教室や多目的室など備える、全天候型の施設です。このため、KDDIスマートドローンアカデミー君津校では、国家資格取得や領域専門の全10コース以上の講習を、いつでも幅広くご提供が可能になりました。

全天候型「コードベースキミツ」がオープン

「コードベースキミツ」は、2023年5月19日に千葉県君津市様と株式会社テラ様が、閉校した旧松丘小学校、旧松丘中学校を活用して開業した、全天候型の施設です。東京都心から車で約80分、東京駅から高速バスも利用できる、好立地も魅力の1つです。

校舎内のエントランス
校舎から体育館に続く廊下

「コードベースキミツ」は、人材育成や研究・実験の場所として、参画する企業、団体、個人同士が交流して、新たなコラボレーションを生みだしていくことを目指しています。私たちKDDIスマートドローンは、「コードベースキミツ」の志に大変共感しており、開所式にも当社代表取締役社長の博野雅文氏が参列させていただきました。

開所式の様子。左から、君津市内に広がる房総丘陵の豊かな森の中に住む「きみぴょん」、君津市市議会議長 三浦章、君津市市長 石井宏子、KDDIスマートドローン代表取締役社長 博野雅文、株式会社テラ代表取締役社長 佐藤渉

博野氏は開所式で、たくさんご出席だった松丘地区の皆さんに向けて、このように挨拶しました。

「コードベースキミツに参画する事業者の皆さんや、KDDIスマートドローンアカデミー君津校を卒業した皆さんが、ドローンを活用したイノベーションを生み出していくお手伝いを、ぜひ我々がさせていただきたいと思っています。ドローンを社会課題解決の手段としてだけではなく、ドローンがあるから楽しい、人生が豊かになる、そんな可能性をこのコードベースキミツで作り出していきましょう」(博野氏)

「コードベースキミツ」の前身である旧松丘小学校は、147年の歴史を誇る、地域のシンボル的な存在です。このたび、日本全国から“生徒”が集う、学び舎として生まれ変わりました。

ノスタルジックな雰囲気が漂う校舎内は、座学を行うのに適した教室がいくつもあります。開所式後は、KDDIスマートドローンアカデミーの説明会を、元児童会室で行いました。

当日は、あいにくの雨模様でしたが、児童会室の大きな窓からは外光がさし、とても明るく感じられました。

窓越しには、広々とした運動場が広がっています。実証フィールドとして運動場を活用する場合は、屋内から機体を目視しながらオペレーションすることも可能。夏や冬には特にありがたいですね。

ちなみに、児童会室は運動場から校舎に向かって、1階の一番右側の部屋です。1階にはこのほかにも、運動場に面した教室がご覧のとおり複数あります。

運動場に設置されたポール付きの木製ベンチは、鉄塔の形状にも似ているため、ドローンを使用した鉄塔点検の操縦訓練にも最適です。構造物の周囲を360°回転するように機体を飛行させながら、対象物の画像を取得する訓練をできます。

また、雨風が強い日や雪の日には、体育館で操縦訓練ができます。体育館は、校舎と廊下でつながっているので、雨の日でも機材を濡らさず移動できます。

もちろん体育館は、非GPS環境下での飛行や、ATTIモードでのマニュアル操縦訓練にも最適です。

校舎内の多目的室は、体育館と同じ1階の反対側にあります。もともと理科室だったところで、大人数での座学や、大型の機体を扱うのにも適しています。

KDDIスマートドローンアカデミー君津校としての利用を開始

KDDIスマートドローンアカデミー君津校は、直営校として5月19日、コードベースキミツにリニューアルオープンしました。

KDDIスマートドローンアカデミーが提供するコース内容の詳細は、こちらの記事でもご紹介しているとおり、バリエーションが非常に多岐に渡りますが、「コードベースキミツ」は全てのコースを実施できて来校もしやすい、打ってつけの施設だったのです。

KDDIスマートドローンアカデミーには、大きな特徴が3つあります。「産業ニーズに即した領域専門コースの提供」「様々な領域への豊富なソリューションの導入実績」「実績と技術に裏付けされた高い講師品質」です。 コードベースキミツに直営校を構えることができたことで、全国各地からより多くの受講生を受け入れることができるでしょう。また、コードベースキミツを拠点に活動される他のスクール様との連携も強化しながら、当社の様々な領域でのソリューション導入実績を活かすことで、スキルと仕事を結びつけていくことを目指します。

また同日、機体別講習コースの1つとして、「Skydio認定講習」の提供も開始。豊富な現場実績や高い技術力を持つ下鶴インストラクターが、渡米してSkydio社公認のマスター・インストラクターを取得したことで、提供が実現しました。

体育館で操縦指導中の下鶴インストラクター

ドローンの社会実装に“正の循環を”

「ドローンの社会実装に取り組むための、重要な1つのピースとして、アカデミーがあると思っています」

こう語るのは、KDDIスマートドローンの博野氏です。現場でのオペレーター不足、産業ニーズに応えうる人材の育成、両輪をしっかりと回していくことで、ドローンの社会実装を加速していく構えです。

また、君津市とのコラボレーションにおいては、農業領域コースの開発・提供も検討しています。

コードベースキミツの近隣には水田が広がっていますが、君津市の主要産業の1つは農業です。例えば、農家の方がドローンを使いこなせるようになって、そのドローンスキルを活用することで閑散期にも収入を得られれば、地域経済の振興を叶えられるのではないでしょうか。

「君津市の方々にも、ぜひドローンを学んでいただいて、そのスキルを君津市でのドローン利活用に活かしていただきたいです。そうすることで、市の活性化にもつながっていきますし、“正の循環”を作っていくことができます。これはKDDIスマートドローンだから叶えることができる、使命だと思っています」(博野氏)