インフラ点検詳細
鉄塔・送電線・変電所
鉄塔や送電線、変電所の点検は、高所での危険な作業を伴い、安全上のリスクが非常に高く、風・雷などの気象条件に左右されやすいという課題がありました。
ドローンを活用することで、高所作業のリスクを排除し、安全かつ効率的に鉄塔や送電線、変電所の劣化状況を詳細に把握することが可能です。
特に、自動充電ポート付きドローンと上空電波(4G LTE)を利用することで、広範囲の長距離飛行点検やリアルタイムでの映像伝送を実現し、AI画像解析を組み合わせることで、ボルト・ナットの緩みや脱落、鉄構造物の錆の自動検出が可能となり、点検業務の効率を飛躍的に向上させ、迅速な業務を実現します
従来の手法と課題
- 高所作業による作業員の安全性確保が大きな課題
- 山間部や広域に点在することによる巡回・点検の多大な労力
- 熟練作業員への依存による人員不足の深刻化
ドローン点検・巡視の優位性
- 危険な高所作業の代替による安全性の確保と、空撮による鉄塔全体の一括把握
- 鉄塔の腐食・損傷・変形などの確認、通電中の送電線のたるみ・断線・異物付着の有無などを非接触で点検
- AI画像解析によるボルト・ナットの緩み・脱落、鉄構造物の錆の自動検出と点検効率の大幅な向上
当社の強み
- KDDIの通信鉄塔点検で蓄積した各種鉄塔点検のノウハウ(年間500以上)
- 東北電力ネットワーク様と共同開発した送電鉄塔のボルト・ナットの異常自動検出AIの実績
- ドローンポートと上空電波(4G LTE)による広範囲の長距離飛行点検やリアルタイムでの映像伝送
- ドローンスクールにて、鉄塔点検に特化した「鉄塔点検コース」の提供(KDDIスマートドローンアカデミー)
導入事例
水力発電設備(ダム)
水力発電設備は、ダム堤体、配電線、建屋など多岐にわたる設備で構成され、広大な敷地に点在しています。これらの設備、特にダムや水圧鉄管などの点検は、労力が大きく、高所や立入困難な急斜面での作業を伴うため、危険性が高いうえに、地震発生時には迅速な初期点検(漏水や亀裂の確認など)が求められるという課題があります。
ドローンを活用することで、これらの危険な作業を代替し、ダム堤体や水圧鉄管のひび割れ、変形などを非接触で高効率に確認できます。また、ドローンポートを活用した遠隔運航サービスを利用すれば、平常時の定期巡視に加え、地震発生直後の緊急点検を無人で自動的に実施することも可能です。
従来の手法と課題
- ダム、配電線、建屋など多様な設備が広範囲に点在することによる点検の大きな労力
- 災害発生後(地震・豪雨など)の危険な状況における漏水や変状の迅速な確認の必要性
- 傾斜地に設置された設備(水圧鉄管など)の点検に伴う高所・急斜面作業の高危険性
- ダム直下や立入困難エリアの点検の難しさ
ドローン点検・巡視の優位性
- 危険な高所・急斜面での点検作業の代替と安全性確保
- コンクリート堤体や法面のひび割れ、剥離、変形を空撮により非接触で確認
- 画像データからのオルソ画像や三次元モデリング生成、設備の異常検出や経年劣化状況の解析効率化
- 豪雨や地震後の初動点検の迅速化、土砂崩れ・越水・構造物の健全性を遠隔から確認
当社の強み
- ダム施設(ダム堤体、取水口、洪水吐、水圧鉄管など)やダム建設現場における広範なドローン点検・巡視実績
- ドローンポートと上空電波(4G LTE)を活用した平常時の定期巡視、地震発生直後の緊急点検の実現
- 電波が弱い山間部でのStarlinkを活用した基地局設置、貯水池を含むダム全体の点検・巡視の実現
導入事例
東京電力リニューアブルパワー株式会社
自動充電ポート付きドローン「Skydio Dock for X10」を活用した遠隔自動ダム点検実証を実施
~ 地震時一次点検業務のさらなる高度化・効率化を実現 ~
風力・太陽光設備(風力点検)
風力発電設備のブレード点検は、ロープワークによる高い技術が必要であり、高所作業の危険性、作業負荷の大きさ、そして発電機を停止させる時間が長くなる(陸上:半日、洋上:1日)という課題がありました。ドローン点検ソリューションでは、オートフライト(自律飛行)機能により、ブレードの周囲を正確に飛行しながら高画質の画像を撮影します。これにより、点検時間を大幅に短縮し(1基あたり約20分、1日最大7基まで)、不稼働時間を最小限に抑えつつ、AI解析による損傷箇所の自動検出とレポート作成が可能となり、安全かつ効率的な維持管理を実現します。
従来の手法と課題
- ロープワークによる点検の危険度の大きさ、風による作業中断リスク
- 長期間に及ぶ点検時間と発電機停止時間(陸上:半日、洋上:1日)
- 人手に頼るレポート作成に要する時間
ドローン点検・巡視の優位性
- 高所作業の危険性を低減したうえで、自動飛行により1基あたり約20分で点検完了(従来手法の約1/10)
- AIの自動解析で損傷箇所を抽出、迅速なレポートの作成と提出
当社の強み
- 2019年からこれまで、国内400基以上の点検実績と、そのノウハウを活かした現場講習のご提供
- 洋上風力発電設備においても、1基3ブレードの点検を約50分で完了させる高精度点検の実証に成功
- ドローンポートを活用した遠隔運航サービスによる点検の包括委託、上空電波(4G LTE)を活用した広域点検の実現
導入事例
風力・太陽光設備(太陽光巡視)
太陽光発電設備は、発電所が山間部などの広大な敷地に設置されることが多いため、点検・巡視に要する労力が大きいという課題があります。また、銅線ケーブルなどの盗難被害が増加しており、これに伴う監視コストの増大や、パネルの破損などの異常検知の遅れによる発電の機会損失も深刻です。
ドローン点検は、広範囲にわたる設備の巡視・監視を効率的に行うことが可能であり、特にサーマルカメラ(赤外線)や自動充電ポート付きドローンを活用することで、夜間を含めた無人での巡視・監視を実現し、盗難防止や異常の早期発見に大きく貢献します。
従来の手法と課題
- 発電所が山間部にあることによる広大な敷地への点検訪問工数および業務負荷の増大
- 銅線ケーブル等の盗難被害増加に伴う監視コストの増大
- パネル破損等の異常検知の遅れ、発電の機会損失
ドローン点検・巡視の優位性
- 広範囲に設置された設備の効率的な巡視・監視と異常の防止・早期発見
- 夜間監視による盗難防止、警備業務の効率化と省人化
- 赤外線カメラ搭載ドローンによる太陽光パネルの異常箇所の高精度な特定
当社の強み
- ドローンポートを活用した遠隔運航サービスによる太陽光発電所の夜間監視の効率化と省人化
- KDDI保有の太陽光発電所における、ドローンポートを活用した遠隔夜間監視の長期実績(2024年7月より)
導入事例
火力発電設備・プラント
火力発電設備やプラント施設は、配管、タンク、グランドフレアなど多数の構造物からなり、高所や危険物を取り扱うエリアでの点検作業が必須です。従来は、防爆区画内での作業リスク、高額な足場費用、そして目視による点検記録の属人化といった課題がありました。
ドローンは、これらの高所や危険な場所での作業を代替し、転落リスクを排除して安全性を高めます。また、高解像度の可視光カメラやサーマルカメラを活用し、配管の腐食、タンクの外観、計器の数値などを非接触で正確にデジタルデータとして収集できます。
従来の手法と課題
- 防爆区画内での作業、高所や海に面した構造物の点検における足場設置・接近手段の制限、高い危険リスク
- 目視や手書き記録の多さによる客観的なデータ取得および利活用の遅れ
- 火災や事故時など災害発生時における現場立ち入りリスクの高さ
ドローン点検・巡視の優位性
- 防爆エリア外からの撮影による、高所・危険箇所での転落リスク排除と足場組みコストの削減
- カメラやセンサーによる錆、ひび、計器の数値など客観的なデータの取得とデジタル化推進
- 自動充電ポート付きドローンを活用した事務所から工場内の遠隔監視
当社の強み
- 石油・ガス・化学業界、鉄鋼業界など幅広いユースケースにおける点検・監視の実績
- サーマルカメラやガス検知カメラを活用したタンク内液量確認や微量ガス漏れ検知の実証実績
- 障害物が多い広域プラント現場において、 上空電波(4G LTE)を利用した広域巡視業務のカバー
導入事例
IBIS2 Master Cup
JR東日本グループ主催ドローンレース「IBIS2 Master Cup」初代王者に
~ 日頃の訓練で培った高い操縦技術を証明し、社会インフラ点検の推進を加速 ~
建設現場
建設現場(建築・土木)における広域な現場の進捗管理や測量業務は工数が大きく、また、BIM/CIMの適用が推進される一方で、3次元データを活用できる人材の不足も顕在化しています。
ドローンポートを活用した遠隔運航サービスにより、現場はドローンの所有・飛行を行う必要がなくなり、現場の負担をかけずに、高頻度に現場全体の3Dモデルを取得し、進捗管理や土量計算を正確かつ効率的に行うことができます。くわえて、資材管理、危機・有事対応、警備監視など多様な用途への活用が可能で、建設現場のDXが加速します。
従来の手法と課題
- 広域な現場の進捗管理や測量業務の工数、人手不足
- BIM/CIM適用に必要な3次元データの取得やデータ活用人材の不足
ドローン点検・巡視の優位性
- 自動充電ポート付きドローンにより、全自動での飛行・撮影データの取得、省人化
- 現場全体の3Dモデル(点群データ)の高頻度取得、完成モデルとの比較、土量差分算出による効率的な工事管理
- 360°パノラマ写真に加え、資材管理、危機管理、有事対応、警備監視など多様な用途への活用
当社の強み
- 自動充電ポート付きドローンを活用した遠隔運航サービスにより、飛行と測量を包括的委託(ドローンの所有必要なし)
- ドローンポートと上空電波(4G LTE)を活用した、大手ゼネコンの広域建設現場における多数の実証・導入実績
- 特に、大林組の建設現場において、ドローンポートの常設配備・運用を1年継続達成(毎週飛行)
導入事例
株式会社大林組
大林組とKDDIスマートドローン、石川県輪島市の国道啓開工事で自動充電ポート付きドローンの遠隔運航で作業効率化を実現
~現場状況をデジタルツイン化し、能登豪雨後の迅速な状況確認にも活用~
株式会社大林組
国内建設業界初、自動充電ポート付きドローン「Skydio Dock for X10」を活用した遠隔自動ダム巡回の実証に成功
~ ダム巡回業務の省人化・効率化を加速し、建設現場のDXを推進 ~
橋梁・道路
橋梁や道路トンネル、道路附属物(シェッド、大型カルバートなど)は、5年に一度の定期点検が義務付けられています。従来の点検は、人による近接目視が基本であり、高所作業の危険性、交通規制を伴うことによる効率性の低さ、人件費や専用車両の手配といったコストが課題でした。
ドローン点検では、これらの課題を解決し、危険な高所作業を代替し安全性を確保します。また、ドローンの空撮により橋梁全体を短時間(小規模橋梁では3日相当が2時間に短縮)で撮影し、3Dモデル化やAIによるひび割れ診断を行うことで、正確性と効率性を大幅に向上させることが可能です。
従来の手法と課題
- 近接目視による高所作業の危険性の高さ、橋の下などアクセス困難な場所の点検の難しさ
- 人による点検・監視業務における人的コストや専用車両の手配コストの膨大さ
- 交通規制を伴うことによる効率の悪さ
ドローン点検・巡視の優位性
- 危険な高所作業、人や専用車両が侵入できない場所の点検作業を代替
- 小規模橋梁では、3日間の調査期間(踏査、形状調査、損傷調査)が約2時間(15分のフライトを3〜4回)に短縮
- 撮影画像から3Dモデルを作成し、AIによる画像解析でコンクリートのひびを特定
当社の強み
- 令和6年能登半島地震直後において、ドローンを用いた緊急橋梁点検を実施した実績
- 首都高速道路(レインボーブリッジ)において、自動充電ポート付きドローンを活用した長大橋の遠隔自動点検実証の実績
- GPS信号を受信できない橋の下の暗所においても、Skydio X10を活用した安定した飛行点検の実績
導入事例
トンネル
道路や鉄道のトンネル点検は、専用の点検車や徒歩による目視点検が一般的であり、高所での作業リスクや、目視による損傷個所の見逃し、点検業務の属人化が課題です。
ドローンは、トンネル点検車や徒歩点検を代替し、効率的かつ属人性を排除した点検業務を実現します。特に、非GPS環境の暗所での自律飛行や障害物回避能力に優れたAIドローン(Skydio X10など)を活用することで、高所や切羽付近など危険なエリアの点検・巡視を安全かつ迅速に行うことができます。
従来の手法と課題
- トンネル点検車や徒歩による目視点検における高所作業の危険リスク、時間・手間による効率化の必要性
- 目視点検による、ひび割れなど損傷個所の見逃し、点検業務の属人化
ドローン点検・巡視の優位性
- 非GPS環境の暗所での自律飛行能力に優れたAIドローン(Skydio X10など)を活用した効率的な点検
- 高所作業や危険箇所への立ち入りの代替、作業員の安全性確保
- 照明・換気装置・壁際など高所・奥深い場所の設備点検をドローンで効率的に実施
当社の強み
- 非GPS環境の暗所飛行に優れたSkydio X10を活用したトンネル点検の実績
- 上空電波(4G LTE)を活用した広域トンネル内の点検、遠隔臨場の実現
導入事例
鉄道
鉄道施設(橋梁、トンネル、軌道、電気設備、運転保安設備など)は、2年周期(一部は1年や数か月)での点検が求められており、高所作業や線路への立ち入りが伴うため、高い危険性と非効率性が課題でした。
ドローンは、専用車両や足場を必要とする従来の点検方法を代替し、危険作業を回避しつつ、点検作業を迅速化・効率化します。
特に、上空電波(4G LTE)による長距離飛行とリアルタイム映像伝送を活用することで、営業線内の効率的な点検と安全性の両立を実現します。
従来の手法と課題
- 橋梁・トンネルの2年周期、軌道・電力設備の1年周期など頻繁な点検の必要性
- 作業員による構造物への直接接近や高所作業による危険リスク、専用車両等使用に伴う機材コスト
ドローン点検・巡視の優位性
- 危険作業の代替による労働安全性の確保、専用機材・足場等の設置コストの大幅な削減
- ドローンの自動飛行撮影による見逃しの防止、正確性の向上
- 災害発生時など、現場への立ち入りが困難な箇所の迅速な状況把握
当社の強み
- 鉄道各社とのドローンを活用した線路設備の点検実績
- 上空電波(4G LTE)を用いた、鉄道営業線内(神戸電鉄)の長距離線路点検の実証実績
- 自動充電ポート付きドローンを活用した遠隔運航サービスによる、点検・巡視業務の包括委託
導入事例
砂防・鉱山
砂防堰堤や休廃止鉱山の管理業務は、現場までの往復の移動に時間がかかり、巡回中の転倒や滑落、野生動物との遭遇といった労災リスクが伴うため、危険性が極めて高いという課題がありました。特に砂防堰堤は、豪雨のたびに調査員が現地に赴く必要があり、二次災害のリスクを常に抱えています。
自動充電ポート付きドローンを活用した遠隔運航サービスを利用することで、人が現場に行くことなく、事務所から定期的かつ安全に巡回点検を実施できます。さらに、撮影した写真から3次元モデルを生成し、土砂崩落前後の差分解析や、堆積場の残余容量算出といった高度な付加価値を提供できます。
従来の手法と課題
- 現場までの往復移動の負担、巡回中の転倒や滑落、ヒグマとの遭遇などの労災リスク
- 砂防の維持管理における雨天時や豪雨直後の二次災害の危険性
- 鉱山の維持管理における若手の従事者の少なさ、人員不足の課題
ドローン点検・巡視の優位性
- 自動充電ポート付きドローンによる遠隔巡視、危険を伴う現場への立ち入り削減と作業員の安全性確保
- 災害発生後、人が現地に赴くよりも早くドローンが巡回し、被災状況を早期に把握
- 連続写真からのオルソ画像や3次元データ作成、崩落前後の差分解析や土砂量の正確な把握
当社の強み
- 砂防堰堤や休廃止鉱山での多くの点検・実証実績
- 自動充電ポート付ドローンを活用した遠隔運航サービスによる点検・巡視業務の包括委託
- 上空電波(4G LTE)の活用による山岳エリアの広域点検・巡視の実現
導入事例
屋内・狭小空間
ボイラーやダクトの内部、建造物の天井裏、立杭や下水道など、屋内や狭小空間での点検は、人が安全に立ち入ることが困難な場所であるため、点検作業自体が実現不可能となるケースが多くありました。
AIドローン(Skydio X10)は、GPSが届かないトンネルや工場などの屋内空間の自律飛行を実現し、高所作業を代替。
さらに、世界最小クラスの超狭小空間点検ドローン(IBIS2) は、人が入れない狭小空間を安全に調査し、3Dモデル化や図面作成(BIM)を可能にすることで、これまで点検が不可能だった箇所の見える化を実現します。
従来の手法と課題
- ボイラーやダクト、立坑など、足場の組立てやゴンドラ設置に長い工期と多額の費用が発生
- 天井裏や下水道など、人が進入し、点検することが困難な場所の存在
- 築年が古い建物では図面がないケースがあり、補修計画が困難
ドローン点検・巡視の優位性
- 足場やゴンドラが不要となり、作業員の安全確保とともに大幅なコスト・工期削減を実現
- 超狭小空間点検ドローン(IBIS2)やAIドローン(Skydio X10)による、人が立ち入れない暗所・粉塵環境下での点検を実現
- 取得した映像データをもとに3D(BIM)図面を生成し、老朽建物の図面化や改修計画の精度向上に寄与
当社の強み
- JR東日本グループ主催のドローンレース「IBIS2 Master Cup」で初代王者を獲得し、高い操縦技術を証明
- IBIS2やSkydio X10の販売、講習(ドローンスクール)を通じた導入支援(KDDIスマートドローンアカデミー)
- 取得データから点群データやBIM図面を生成し、お客様の要望に応じた成果物を提供
導入事例
IBIS2 Master Cup
JR東日本グループ主催ドローンレース「IBIS2 Master Cup」初代王者に
~ 日頃の訓練で培った高い操縦技術を証明し、社会インフラ点検の推進を加速 ~
外壁・建物
建築物の外壁点検は、建築基準法第12条に基づく定期報告点検が義務付けられており、従来の打診調査は、高所作業の危険性、足場設置に伴う高額なコストや長期間の作業、および職人の技量に依存した属人的な調査という課題がありました。
ドローンによる外壁点検は、高所作業のリスクを排除し、安全性を確保します。また、赤外線カメラを用いた調査は、国土交通省のガイドラインにも準拠し、テストハンマーによる打診の代替として認められており、足場を設置した従来点検に比べ、コストを1/5以下、期間を1/10以下に削減することが可能です。
従来の手法と課題
- 建築基準法第12条に基づく定期点検の必要性
- 足場設置に伴う高所作業の危険性、高額なコスト、長期間の作業
ドローン点検・巡視の優位性
- 可視光調査によるひび割れ、欠損、剥落、汚損、錆汁、シーリング劣化などの確認
- 赤外線カメラによるタイルなどの浮き部分の温度変化検知、打診と同等の精度での浮き箇所調査
- 点検コスト(足場設置の1/5以下)と点検期間(足場設置の1/10以下)の大幅な削減
当社の強み
- 赤外線点検ガイドラインを遵守した、100棟以上の点検実績ノウハウ
- 可視光点検、赤外線点検、狭小点検に対応した3種類の点検プランを提供
- ドローンスクールにて、外壁点検に特化した「外壁点検コース」の提供(KDDIスマートドローンアカデミー)
導入事例
ホテル・旅館
長期間の点検や足場を組むことによる宿泊客へのストレスを低減し、顧客満足度の低下防止を実現します。
商業施設
長期の点検による客数の減少を防止します。
また、足場を組むことによる防犯上の問題を解決します。
倉庫・工場
足場設置による駐車場、倉庫棟周辺スペースの占有を防止して、作業効率化の低下を防止します。
海洋・河川・水中
海や河川の護岸、ダムや橋梁の橋脚、養殖場や洋上風力の水中構造物など、水域インフラの点検・巡視は、天候に左右されやすい出船や、危険を伴うダイバーによる潜水作業など、安全性と効率性の課題があります。
自動充電ポート付きドローンや、水空合体ドローンをはじめとする水中ドローンを活用することで、船や人を出すことなく、安全に遠隔操作で水上・水中の点検や巡視を行うことが可能となり、
水域インフラの省人化と効率的な維持管理を実現します。
従来の手法と課題
- 災害時における氾濫や高潮などのリアルタイムでの状況把握の難しさ
- 水上・水中設備の点検における、出船やダイバー確保の必要性・人的リスク
ドローン点検・巡視の優位性
- 自動充電ポート付きドローンによる、災害時における遠隔巡視・リアルタイムの状況把握
- 水空合体ドローンをはじめとする水中ドローンにより、危険を伴う難所作業の安全な実施
当社の強み
- 世界初の「水空合体ドローン」(空中ドローンと水中ドローンが合体)を用いた水中点検の実証実績
- ドローンポートを活用した遠隔運航サービスによる点検の包括委託、上空電波(4G LTE)を活用した広域点検の実現
- 衛星通信(Starlink)を活用した基地局設置による海上の通信範囲拡大への取り組み
導入事例
災害現場
地震や豪雨などの大規模災害発生時、土砂崩れなどによる道路の寸断で現場への立ち入りは困難となり、被害状況の把握には多大な時間を要し、初動対応や復旧計画に支障をきたすケースも少なくありません。
ドローンはこうした状況下で、広域エリアの被害状況の把握、対策本部へのリアルタイム映像伝送を実現し、人命救助や復旧作業のための迅速な意思決定を支援します。
特に、自動充電ポート付きドローンを配備することで、現場に人が赴くことなく、災害発生直後から迅速かつ継続的に遠隔から空撮・情報収集を行うことが可能となります。
従来の手法と課題
- 土砂崩れなどによる道路の寸断、現場への立ち入りが困難
- 被害状況の把握の遅れ、初動対応や復旧計画に支障をきたすケースも
ドローン点検・巡視の優位性
- 人の立ち入りが危険な場所の被災状況をリアルタイムで遠隔地に伝送、迅速な意思決定を支援
- 自動充電ポート付きドローンの遠隔運航により、災害発生直後から迅速に被災状況把握が可能
- 孤立集落などへの緊急物資搬送や医薬品配送への活用
当社の強み
- 能登半島地震や奥能登豪雨など、実際の災害現場におけるドローンを活用した道路啓開支援、橋梁点検、物流支援などの活動実績
- ドローンポートを活用した遠隔運航サービスによる巡視の包括委託、上空電波(4G LTE)を活用した広域巡視の実現
- Starlinkを活用した通信基盤確保、ドローンポートの遠隔制御と映像伝送の実現
導入事例
株式会社大林組
大林組とKDDIスマートドローン、石川県輪島市の国道啓開工事で自動充電ポート付きドローンの遠隔運航で作業効率化を実現
~現場状況をデジタルツイン化し、能登豪雨後の迅速な状況確認にも活用~
選ばれる理由
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人手不足、危険な作業。ドローンは便利そうだが社内導入と定着に不安。飛行実績10,000回以上。豊富な現場実績のドローンのプロフェッショナルが、お客様現場の課題を的確に理解し、寄り添い、現場課題の解決と現場DXを実現します。
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全国のサポート体制
全国に展開する21校のドローンスクールと、業界のエキスパートである100社のセールス・ソリューションパートナー。私たちは、お客様のドローン導入から運用、人材育成まで、一貫してサポートできる体制を全国で構築し、お客様課題の解決を全面的に支援します。