令和5年度 一般社団法人 ダム⼯学会「技術開発賞」受賞
2024年 6月10日
KDDIスマートドローン株式会社
KDDIスマートドローンは、「Starlink と⾃動充電ポート付きドローンを活⽤したダム現場・施設監理」の取り組みにおいて、ダムの調査・試験・設計・施工または維持管理等にて、創意工夫に富む技術を開発・実用化し、ダム技術の発展に著しい貢献をしたと認められた団体に対して授与される、一般社団法人 ダム工学会(注1)「技術開発賞」を受賞しました。
■受賞内容
自動充電ポート付きドローンが目視外で自律飛行し、建設現場および既存インフラの巡視、点検、計測、異常検知を自動で行うことができるドローンシステムの開発を行い、現場監理業務を80%削減できることを確認しました。
■受賞コメント
株式会社大林組 大場 健太郎
異業種間の共同開発を経験させていただき大変勉強になりました。冷たい風が吹くダム天端でのドローン飛行実験は大変でしたが、このように評価して頂くことができ、嬉しく思います。本実証では、ドローン単体の技術開発ではなく、運用システムの向上を目指して取り組んだことが、良かった点だと思います。今回の実証で得た技術・経験は、他の建設現場でも展開することができます。今後も、ドローンの利活用に取組み、建設業の生産性向上を目指していきます。
KDDIスマートドローン株式会社 山崎 颯
今回の取り組みでこのような賞をいただくことができ、大変嬉しく思います。現場でどのような技術が必要なのか、どのように活用できるのかを深く議論させていただき、実際に現場でご利用されているシステムとの連携等を含め様々な検証をでき、非常に有意義な取り組みをさせていただいたと感じています。今後も今回の取り組みも活かして、ダム現場や建設現場で真に役に立つ技術の開発、展開を進めていければと思います。
(注1)一般社団法人 ダム工学会
ダム工学研究を取り扱う共通の場の設定を目的に、多様な要素が複合するダム技術を有機的に結合する新しい学問体系をより一層発展・充実させるため、各学問分野で発展してきた体系を軸として、横断的な研究組織として1994年に設立。http://www.jsde.jp/index.html
<参考>
Starlink と自動充電ポート付きドローンを活用し、現場監理業務を 80%削減
~ 目視外で自律飛行するドローンシステムを開発し、官民研究開発投資拡大プログラムで A 評価を獲得 ~
https://kddi.smartdrone.co.jp/release/3926/
「スマートドローン×Starlink」で、ダム建設現場における無人測量・無人監視が可能に。
https://kddi.smartdrone.co.jp/case/011/